書籍

しゃばけ

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「しゃばけ」 畠中 恵 著/新潮文庫

おもしろかったです。
久しぶりに一気に読んだ、かな。
2日で読み終えちゃいましたから。
相変わらず細切れ読書なんですが、
食事の支度をしながらのほんのちょっとの時間でも手にとって読んじゃうカンジでしたし、やっぱりおもしろかったんですね。
ま、確定申告の待ち時間とか、病院の待合いでとか、時間に恵まれたというのはあるかもしれないですね。

時代は江戸中期・・・くらいでしょうか。
まだまだ人の周りに妖(あやかし)が存在していた頃。
江戸でも指折りの大店の病弱な坊ちゃんが彼を守っている妖(あやかし)とともに
たまたま遭遇してしまった恐ろしい人殺し事件の解決に立ち上がる・・・

時代劇ミステリーで、私が好きな妖怪だのがウロウロと出てくる世界です。
妖怪が好きなんですよ、私。
外国物の壮大なファンタジーはちょっと苦手だったりするけど、
日本の原風景の中でウロウロと出てくる妖怪の話とかは大好き。
妖怪って幽霊と違ってちょっと愛嬌がありますよね。
ま、それだけじゃなくて怖い存在でもありますけどね。

おもしろかったです。

博士の愛した数式

小川 洋子 著  新潮社

数学専攻の元・大学教授は交通事故で障害を負って
80分しか記憶が持たない。
そんな博士と、その博士の下に派遣されてきたシングルマザーの家政婦
最初はとまどいを隠せなかった家政婦だが、次第に博士の人としての魅力に惹かれていく。
博士と家政婦とその息子、3人の心の交流を軸に
静かに優しく物語は進んでいきます。

なんだかね、とっても優しくなれるお話でした。
家政婦もツライ現実を抱えてるんだよね。
シングルマザーで家政婦として働いているから、
10歳の息子は学校から帰ると毎日1人で留守番して
母親が帰ってくるのを待っているの。
でも、親子はとても仲良しで、お互いを愛して必要としている。
80分しか記憶が保たなくて、数学のことにしか興味がない博士なのに
子どもに対しては本当に深い愛情を持っていて
家政婦の息子を心から深く愛してくれる。

優しい気持ちがあふれていて
とても好きな本でした。

この本、図書室で出会いまして。
タイトルに惹かれて読み始めました。
後から知ったのですが、ベストセラーだったンですね。
本屋さんが読んで欲しい本として「第一回本屋大賞」に選ばれたらしいです。

来年の春かな?
映画が公開されるらしい。
博士が寺尾聡さん、家政婦役に深津絵理さん。
うんうん。イメージピッタリ。
この本を読んでいるときに私の中で抱いていた博士のイメージって宇野重吉さんでしたもん。
年齢的には今の寺尾さんがピッタリかもね。
映画・・・ビデオになるのを待って見ようかな。
気が長いな(爆)

ネギでちゅ

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舟崎克彦 作・絵 

今朝、児童館での読み聞かせボランティアで読んだ絵本です。

主人公はネギという名前の猫。
丸くなって寝ている後ろ姿がまるでタマネギのようなコ笑顔
ンでもって、ネズミを捕るのも得意だし、木登りだってすっごく上手なんだけど
・・・けど、ネズミがかわいそうだし、登ったら降りてくるのが面倒だから・・・
だから、やらないだけ。
なぁんてことを言う、そんな猫ロケット

かわいくて面白くて、ほのぼのしてちょっとくすっと笑える
そんな絵本でした。
今日の読み聞かせの対象は1歳半くらいから3歳前くらいまでだったから
集中して聞くなんて無理な話だし、多分内容も理解できてないと思うけど
イイのよ。
ネギちゃんのこと、かわいいなと一瞬でも思ってくれて
記憶の片隅にでもちらっと残ってくれたら。
少なくともお母さん方には好評でしたね汗

可愛いのよ、コレ。
初めて読んだ本ですが、いっぺんに虜になっちゃった。
今度本屋で見かけたら買っちゃうかもしれないキラキラ

半落ち

横山秀夫 作  講談社 2002年9月初版

今更なんですが、ようやく読みました。
映画はまだ観ていません。
寺尾さんだったし、映画館に観に行きたかったんですけど行けなくて。
今度、ビデオを借りて観たいと思っています。

とある警察で「妻を殺しました」と犯人が自首してくる。
その犯人が現職の警察官で、しかも人望も厚い人物。
真面目を絵に描いたような温厚な警察官
自白も問題なく、素直に供述をしているが
ある一点についてだけは頑なに口を閉ざしてしまう。
妻を殺してから自首するまでの空白の2日間。
この2日に一体何があったのか。
その謎を解こうとして刑事が、記者が、弁護士が、検事が、刑務官が、奔走する。
それぞれの人生とも絡めて話が進んでいきます。

その謎については、途中からちょっと思い当たるモノがあって
ま、それだったんですが(持って回った言い方ですみません)
最後の最後に謎解きされる一番大きな謎なので
それについてはここでは書きません。
私が一番ぐっと来たのは刑事さんと奥さんのやり取り。
刑事が初めて奥さんに事件についての意見を聞くシーン。
奥さんの言葉が胸にぐっと迫ってきました。

予告でちらっと見て、犯人役が寺尾聡さんだと知っていたので
本を読んでいる間も私のイメージの中で寺尾さんがずっと動いていました。
役柄のイメージにぴったりな感じでした。


実はこの本汗
夜中に読み始めて面白くて一気に読んでしまって・・・
気付いたら今朝の4時でしたロケット
4時に寝て・・・目が覚めたら9時だった汗
お昼出勤の日でよかったです。

おしゃれ工房

NHKの同名番組のテキストとして発行されている月刊誌です。
手芸を中心にいろんな趣味の話題が満載で
私はほとんど毎月購入してます。

その中に今年の3月まで連載されていた小説家・筒井ともみさんのエッセイ。
「愛しの服たち」
穏やかでほんのりと昭和の香りがして懐かしい感じで好きでした。
11月号に掲載されていた(と思うんですが)
「毛糸の匂い」は特別に好きでした。

筒井さん自身が子どもだった頃、
まだ日本が今ほど豊かじゃなかった昭和30年頃かな?
お母さん達は服でもセーターでも一代で終わらせたりせずに
つぎあてしたり、セーターはほどいて編み直したりして大切にしていたんですよね。
筒井さんがこのエッセイの中で描いている
お母さんと向かい合って座ってセーターを解いて毛糸玉に巻き取っていく情景が
私自身の子どもの頃の母との思い出と重なって
なんだか本当に懐かしくて愛おしい気持ちが胸の中にいっぱいになってくるの。

私が今でも毛糸や布に惹かれて仕方ないのは
やはり子どもの頃の母との思い出によるところが大きいのかもしれないですね。

筒井ともみさんは「センセイの鞄」や「阿修羅のごとく」の脚本を書かれた方です。
最近では「海猫」の脚本も担当されました。
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